二玄社中国法書選 31 九成宮酸泉銘を手本に碑石と同じ大きさに書くことを考え臨書に挑戦 全紙1.5〜2枚分くらいの大きさになりました 以下角井 博氏 解説抜粋 九成宮酸泉銘は唐楷の代表作として古来「楷法の極則」といわれる名品 九成宮とは唐代帝室の離宮のこと太宗 高宗らがここに避暑した 貞観6年(622)太宗は皇后を伴い離宮内を散歩中 偶然にも西方一隅に潤いのあるところを発見した 九成宮は高所にあり水源に乏しかった 醴泉の出現は唐朝の徳に応ずる一大祥瑞であると感じ帝はすぐさま記念碑の建立を命じた 撰文は魏徴53歳 書は欧陽詢76歳の時 銘文は華麗な四六ベン儷体で全1109字 碑石は全24行 毎行49字に区画 上部に「九成宮醴泉銘」2行6字の陽豪篆 欧陽詢〈永定元(557)―貞観15(641)〉は湖南潭州臨湘の人 初め王羲之を学び 北方式の用筆を得て整斉にして険勁の書風を創始 隋唐にかけて洗練されつつあった楷書体を高度に完成させた
九成宮酸泉銘