知床旅情  森繁 久弥 詩
1.知床の岬に はまなすの咲くころ 思い出しておくれ 俺たちの事を
飲んで騒いで 丘にのぼれば はるかクナシリに 白夜は明ける
2.旅の情けか 飲むほどにさまよい 浜に出てみれば 月は照る波の上
今宵こそ君を 抱きしめんと 岩かげに寄れば ピリカが笑う
3.別れの日は来た 知床の村にも 君は出てゆく 峠をこえて
忘れちゃいやだよ 気まぐれカラスさん 私を泣かすな 白いカモメよ 白いカモメよ


この歌は,森繁久弥さんと加藤登紀子さんが以前に歌っていました。30年近く前かもしれません。
バスガイドさんの話では,この詩は,森繁さんが仕事で知床にきていたとき,
多分映画のロケできていた,知床の人に大変にお世話になったお礼に作ったものとのことです。
知床の人は,無料で映画制作に協力したそうです。
ロケの最後の頃に どうしても船が難破するシーンをとりたく,森繁さんが村長さんに協力を依頼。
しかし,村長さんはなかなか首をたてに振ってくれなかった。
前の年に難破事故があり多くの人が亡くなっていたからです。
しかし,森繁さんはどうしても難破のシーンを撮りたくて何度も村長さんにお願いした。
村のひとが「森繁さんが,そんなにお願いするのなら協力しよう」ということになった。
撮影の当日は,多くの漁船が映画の撮影に協力した。
森繁さんが知床を去る日が近づいたときに,達筆で一気に書き上げたのが知床旅情の詩だそうです。
そのあと,ギターで,作曲した。この歌で知床半島が日本中に知られるようになった。